読み方ガイド 27

カウンセリング当日に、何を聞く?

カウンセリングは、説明を聞く場であると同時に、見積もりの前提を確認する場です。 緊張して聞きそびれた1問が、あとで「思っていたより高い」に変わります。 難しい質問はいりません。その場で言える短い7つを、紙1枚にまとめました。印刷して持っていってください。

読み方ガイド 27 美容医療ラボ編集部 初出 2026.06 最終更新 — 2026-06-25

なぜ“その場で”聞くのか

見積もりは、口頭の説明と書面とで前提が食い違うことがあります。 税込か税抜か、総額か1回あたりか、表示額に何が含まれるか——この前提がずれていると、 あとで他院と比べようとしても数字がそろいません。

だからカウンセリングの場では、金額の「前提」を固めておきます。 聞いたうえで、見積もりは持ち帰っていい。即決を求められても、多くの価格は後日でも使えます。 使えないと言われたら、その理由を聞いてみてください。

FIG. 01 — その場で前提を確認したか/しなかったか

カウンセリング 口頭の価格説明 前提を確認した 税込・総額・込み費用 他院と正しく比較できる 前提を確認しなかった 税抜・1回あたり・麻酔別途 帰宅後に気づく 想定より高い ※ 口頭説明は前提がずれやすい。同じ紙に揃えて持ち帰れば、後から比べられる。
図1その場で前提を固めると、帰宅後の「思っていたより高い」を防げる

当日に聞く7つ

① この金額は、総額ですか。1回あたりですか。 提示された額が、コース全体の総額なのか、1回分なのか。脱毛やボトックスのように繰り返す施術は、 1回あたり×回数で総額が大きく動きます。最初に「これは何回ぶんの金額ですか」と聞いておきます。

② 麻酔代・薬剤代・初診料は、この値段に入っていますか。 表示価格に含まれないことが多いのが、麻酔・薬剤・初診/再診料です。 総額にたどり着く読み方でも触れたとおり、別途で1〜3万円になる例があります。 「この値段に、麻酔とお薬は入っていますか」と一言。

③ 追加する場合の単価はいくらですか。 ショットの追加、本数の追加、範囲の拡大。施術中に「あと少し足しましょう」となると総額が動きます。 足す可能性があるものは、先に1単位あたりの値段を聞いておくと、その場で判断できます。

④ 初回・モニター価格なら、その条件は何ですか。 安い価格には条件が付きます。2回目以降の通常価格、症例写真の公開範囲、通院の義務。 初回・モニター価格の確認7項目に詳しくまとめました。 「次回からはいくらですか」「写真はどこまで使われますか」を書面で確認します。

⑤ 途中でやめたら、いくら戻りますか。 コース契約を中断・解約したときの返金です。5万円超・1ヶ月超のコースなど、 特定商取引法が定める基準を満たす契約は 中途解約・クーリングオフの対象になることがあります。 契約前に「途中でやめた場合、残りは返ってきますか」を確認しておきます。

⑥ この価格は、税込ですか。 美容医療は自由診療で、税込表記と税抜表記が混在します。1割の差は総額では大きい。 見積もりの数字を見たら、まず「これは税込ですか」。

⑦ 「◯円〜」の“〜”は、どの条件のときの値段ですか。 下限価格は、特定の条件でだけ出る額のことがあります。範囲が狭い・初回限定・部位が小さい、など。 「◯円〜」の正体のとおり、下限が「何の条件で出る額か」を聞けば、自分の場合の金額に近づけます。

CHECKLIST — 印刷して持参

署名前に確かめる7項目 — 見積もりの「前提」を揃える 総額か、1回あたりか 「これは何回ぶんの金額ですか」 麻酔・薬剤・初診料は込みか 「麻酔とお薬は入っていますか」 追加するときの単価 「足す場合、1単位いくらですか」 初回・モニターの条件 「次回からの価格と、写真の使い道は」 解約・中断したときの返金 「途中でやめたら、残りは戻りますか」 税込か税抜か 「この価格は税込ですか」 「◯円〜」の下限条件 「この下限は、どの条件のときの額ですか」 見積もりは持ち帰っていい — 急かされる理由がない価格は後日でも受けられる ※ 口頭説明は証明できない。数字と条件は書面で確認する。
図2当日に聞く7つ — 印刷して持参するチェックリスト

ひとことで言うと

聞いているのは結局、「この金額は、何が含まれていて、何回ぶんで、税込か」の一文です。 それを当日その場で確かめられるように分解したのが、上の7つ。 迷ったら、見積もりは持ち帰って比べていい。急かす理由がない価格なら、後日でも同じ条件で受けられます。

よくある質問

カウンセリング当日に聞いておくべき最重要の確認事項は何ですか?

「この金額は何が含まれていて、何回ぶんで、税込か」の一文に尽きます。総額か1回あたりか・麻酔や薬剤が別途かかるか・税込表示かの3点をその場で確認しておくと、後から他院と比べるときに前提がそろいます。

麻酔代や薬剤代は表示価格に含まれていますか?

表示価格に含まれないことが多い項目です。別途で1〜3万円になる例もあります。「この値段に麻酔とお薬は入っていますか」とカウンセリングで確認しておくと、あとの総額計算がずれません。

カウンセリング当日に契約しなくてはいけませんか?

見積もりは持ち帰っていいのが原則です。多くの価格は後日でも使えます。「今日だけの特別条件」を理由に即決を求められた場合は、その理由を聞いてみてください。

初回・モニター価格のとき、当日に確認すべきことは何ですか?

2回目以降の通常価格・症例写真の公開範囲・通院の義務の3点を書面で確認します。安い価格ほど条件が付くため、「次回からはいくらですか」「写真はどこまで使われますか」を当日その場で聞いておきます。

追加施術が発生した場合の料金はどうなりますか?

ショットの追加・本数の追加・範囲の拡大などで施術中に総額が変わることがあります。足す可能性があるものは、先に1単位あたりの値段をカウンセリングで確認しておくと、その場で判断できます。

本記事は契約・価格の一般的な確認ポイントを整理したものです。個別の契約の有効性・解約可否は契約書の内容によります。施術の要否・適応は医師の診察によります。

ねだんは、変わります。

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