「◯円〜」は、何を含む?
広告で「3,500円〜」と見て行ったのに、提示された見積もりは10万円台だった——。 美容医療の相談で、いちばんよく聞くすれ違いです。嘘をつかれたわけではありません。 「〜」の中に、いくつかの条件が折りたたまれているだけです。この記事では、その中身を開いていきます。
「〜」に折りたたまれている4つの条件
① いちばん小さい単位の価格。 ボトックスなら「1単位」、シミ取りなら「直径1mm」、脱毛なら「1回分の分割額」。 表示されているのは商品の最小ピースの値段で、あなたが受ける施術はそのピースを何個も使います。 実際にラボの調査でも、料金表のいちばん上にある安い数字と、現実的なメニューの価格には大きな開きがありました。
② いちばん安い「方式」の価格。 同じ施術名でも、院内に松竹梅のメニューがあります。たとえば二重埋没法は、同じクリニックの中に 1万円台のプランと数十万円のプランが並ぶことが珍しくありません。広告に出るのはいちばん安い方式です。 カウンセリングでは「あなたのまぶたには上のプランが向いている」という話から始まることが多い、と知っておくと冷静に聞けます。
③ 条件付きの価格。 初回限定、モニター限定、学生限定、特定院限定、平日限定。条件はだいたい小さい字で書いてあります。 2回目以降の通常価格が倍近いことも実際にあります(ボトックス調査では初回6,600円・通常11,000円という例を確認しました)。
④ 税抜の価格。 これは単純ですが効きます。10%は数万円の施術なら数千円。 しかも同じ料金ページの中で「施術は税抜・麻酔代は税込」のように混ざっているケースを、ラボの調査で実際に確認しています。 数字の横の小さい文字(税込/税抜)は毎回見てください。
FIG. 01 — 「〜」に折りたたまれた4条件
カウンセリングでの確かめ方
難しい交渉はいりません。聞くことは、実質これだけです。
- 「私の場合、総額でいくらになりますか?」
- 「その金額は税込ですか?」
- 「この価格の条件(初回・モニター・回数)はありますか? 2回目以降はいくらですか?」
- 「表示価格のほかにかかる費用(麻酔・薬・指名料)はありますか?」
この4つに、その場ではっきり答えてくれるかどうか。それ自体が、いいクリニックかどうかの判断材料になります。 答えを聞いたら、書面かスクリーンショットで残しておきましょう。
FIG. 02 — カウンセリングで聞く4つの質問と、答え方で読む院の見分け方
よくある質問
広告の「◯円〜」と実際の会計額がなぜこんなに違うのですか?
「〜」には4つの条件が折りたたまれています。①最小単位の価格(1単位・1mmなど)、②最安方式の価格(複数プランの中で一番安いもの)、③初回・モニター等の条件付き価格、④税抜表示——が重なっています。カウンセリングで「私の場合の総額は?」と確認することで実際の金額に近づけます。
カウンセリングで実際の総額を確認するにはどう聞けばいいですか?
「私の場合、総額でいくらになりますか?」「その金額は税込ですか?」「この価格の条件(初回・モニター・回数)はありますか?2回目以降はいくらですか?」「表示価格のほかにかかる費用(麻酔・薬・指名料)はありますか?」の4つを聞くと、どの院でも総額にたどり着けます。
税込・税抜の違いはどのくらい影響しますか?
10%の差は、数万円の施術では数千円になります。同じ料金ページの中で施術は税抜・麻酔代は税込のように混在する実例もあります。数字の横の小さい文字(税込/税抜)は毎回確認してください。
FIG. 03 — FAQで確認する4条件チェック
ねだんは、変わります。
調査した価格も、キャンペーンや改定ですぐ古くなります。再調査と新しい施術の更新は、X で先にお知らせします。
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