料金ページでどこまでわかる?
開示の3つの型と確認のしかた
料金ページを開いた瞬間の情報量は、院によってまったく違います。 当ラボは10本の調査で大手の公式料金ページを読み続けてきましたが、良し悪しではなく、設計の違いです。型がわかれば、どのページからでも総額にたどり着けます。
開示には3つの型がある
当ラボの麻酔・オプション料金調査で確認した大手院の掲載方針を整理すると、公式料金ページの設計は大きく3つの型に分かれます。どの型も適法で広く使われている方式です。型によって「契約前に自分で準備できる情報量」と「カウンセリングで確認が必要な項目の数」が変わります。
FIG. 01 — 開示の3つの型
種類ごとに定価を網羅的に掲載する方式。ページ上で比較検討まで進められます。
主要メニューは掲載されているものの、オプション等は記載がない項目もあります。記載のない項目はカウンセリングで確認が必要です。
個別定価を公開せず、「カウンセリング後に全てを含む見積書を作成」する方式です。事前のページ上での比較はできませんが、総額が最初から一覧できます。
「書いてあるか」を見る5項目
料金ページを開いたとき、次の5項目が書いてあるかを確認しておくと、カウンセリングで聞き漏れが減ります。各調査で確認した実例をあわせて紹介します。
FIG. 02 — 確認したい5項目
価格の単位
同じ施術でも数え方が院ごとに違うことがあります。シミ取り調査では課金単位が「直径mm」「面積cm角」「価格幅のみ」の3方式に分かれており、表示があっても横比較が成立しない状況でした。
価格の条件
初回限定・モニター・時間制限などの条件が価格に付いているかどうかです。同調査では「取り放題」に制限時間10分を明記する院と、条件の注記自体がない院がありました。
オプションの定価
麻酔・薬・針などの単価が書いてあるかどうかです。麻酔調査では麻酔種別ごとに全て開示する院から一部のみ記載の院まで分かれました。「記載なし」は無料という意味ではありません。
2回目以降の価格
脱毛調査では掲載価格が初回契約限定で通常価格が確認できない院があり、コース消化後の追加照射単価を明記する院は4院中ゼロでした。
「よく書いてある」実例集
記載が細かいページは、カウンセリング前の準備が早く進みます。当ラボの調査で確認が早く進んだ実例を、確認しやすさの記録として院名とともに挙げます。院の優劣を示すものではなく、どの掲載方針も適法で広く使われています。
- 機器の承認状況の自主開示: ハイフ調査では、掲載機種を「未承認機器・医薬品です」と明記し海外認証の取得時期まで併記する院(聖心美容クリニック)がありました。ポテンツァ調査でも同院はチップ・薬剤ごとの承認状況を公式に開示していました。
- 対応条件の明記: 麻酔調査では、静脈麻酔に「2人以上の医師が勤務している場合に対応可」という体制条件を書く院(TCB東京中央美容外科)がありました。
- 範囲の定義の明記: ハイフ調査では「全顔」が額・目周りを除くことを明記する院(同じくTCB)がありました。同じ「全顔」でも範囲の定義は院ごとに違います。
- 0円の明記: ヒアルロン酸調査では「別途施術技術料・マイクロカニューレ料金なし」と書く院(湘南美容クリニック)、脱毛調査では剃毛料・麻酔代・キャンセル料・追加照射の無料を明記する院(レジーナクリニック)がありました。
- 改定可能性の明記: 麻酔調査では「料金は随時改定の可能性あり」とページに書く院(東京美容外科)がありました。
- 総額方式の明文化: 個別定価を公開しない代わりに「お見積書(手術費・治療費・薬代など全て含む)を作成」「お見積以外の追加費用は一切かかりません」と方式そのものを明文化する院(共立美容外科)がありました。
書いていない=何かを伏せているという意味ではありません。掲載方針が違うだけです。書いていない分、カウンセリングで聞く項目が増える——それだけのことです。
「記載なし」に出会ったときの確かめ方
知りたい項目がページに載っていないとき、カウンセリングでこの4つを聞いておくと総額が見えます。
- 「この項目(麻酔・薬・針)は無料ですか? それとも見積もりで追加されますか?」
- 「表示価格の条件(初回・モニター・時間・範囲)を全部教えてください」
- 「私の場合の総額を、書面かスクリーンショットで残せる形でもらえますか?」
- 「(見積もり一括型の院で)この見積書以外にかかる費用はありませんか?」
この4つに答えてもらえれば、どの開示の型でも総額にたどり着けます。
ねだんは、変わります。
調査した価格はキャンペーンや改定でどんどん変わります。新しい調査結果・価格の更新は LINE で通知予定。それまでは X のフォローが確実です。