読み方ガイド 34

注入施術、当日は何をする?

ボトックスやヒアルロン酸などの注入施術は、麻酔の使い方や注入にかかる時間の幅が、施術や部位によって変わります。 麻酔は待つの?メイクはどうする?——予約のあとに浮かぶ疑問を、受付から会計までの時系列で追いかけます。

注入施術の施術当日にカウンセリングを受ける女性のイメージ
読み方ガイド 34 美容医療ラボ編集部 初出 2026.07

01前日までに準備しておくこと

注入施術は、予約が決まった時点で「当日どう過ごすか」の準備がすでに始まっています。まず気にかけておきたいのが体調です。発熱や体調不良がある状態では、施術を見送られることがあるため、当日の朝はいつもより少し丁寧に体調を確認しておくと安心です。

院からの案内も、前日までに一度目を通しておきましょう。血が止まりにくくなる可能性がある薬を服用中の場合や、気になる常用薬がある場合は、早めに院へ伝えるよう案内されることが多い項目です。前日の飲酒についても、控えめにするよう案内する院があります。

注入部位によっては、施術後に内出血や軽い腫れが出ることがあります。結婚式や撮影など、外見が気になる予定を控えている場合は、予定の数日〜1週間ほど前に施術日を設定しておくと、当日焦らずに済みます。

体調と院からの案内確認、そして予定に余裕を持たせることが、前日までの基本です。

FIG. 01 — 前日までに準備しておきたい4つ

前日までに準備しておきたい4つ 体調チェック 発熱・体調不良は 当日の朝に確認 院の案内確認 気になる薬は 事前に相談 当日のメイク 施術部位は 控えめに整える 持ち物を確認 出発前にリストで 最終チェック ※ 対応は院により異なります。院からの案内がある場合はそちらを優先してください。
図1前日までに準備しておきたい4つ。院からの案内がある場合はそちらを優先してください。

02当日のメイクと洗顔

注入部位は施術の直前に消毒するため、メイクをしたまま来院しても問題ないとされる院が多いようです。ただし、部位によっては受付やカウンセリングのタイミングでその部分のメイクを落とすよう案内されることもあります。

服装は、注入部位(顔・首まわりが多い)が出しやすいものであれば、特別な指定はないことがほとんどです。カウンセリングでは、使用する製剤や量について、契約時の内容をあらためて確認する時間が設けられていることも多いので、疑問があればここで聞いておきましょう。製剤による違いが気になる場合はヒアルロン酸は、なぜ価格差が大きい?も参考になります。

03受付から会計までの流れ(所要時間の目安)

当日の流れは、多くの院で「受付→問診・カウンセリング確認→(麻酔クリームを使う場合は浸透待ち)→注入→圧迫・冷却→会計」という順に進みます。トータルの所要時間は、部位・注入量・院の混雑状況によって大きく変わるため、ここでの数字はあくまで目安として見てください。

FIG. 02 — 受付から会計までの時系列(所要時間の目安)

受付から会計まで、当日の流れと所要時間の目安 受付 確認 麻酔待ち 注入 圧迫冷却 会計 5〜10分 5〜15分 20〜30分 5〜30分 5〜10分 5〜10分 合計目安:施術内容により45分〜1時間45分程度 ※ 目安です。施術部位・注入量・院の混雑状況により前後します。 ※ 麻酔クリームの使用有無は施術・院により異なります。使わない場合はこの時間が短縮されることがあります。 ※ 正確な時間や対応は、予約した院にご確認ください。
図2受付から会計までの流れと所要時間の目安。施術内容・院・混雑状況により変動します。

複数部位を同時に施術する場合や、注入量が多い場合は、注入だけで時間が延びることがあります。値段の相場を先に確認しておきたい場合は、ボトックスの値段と見積もりの読み方フィラー・ヒアルロン酸注入の価格と製剤名の読み方で確認できます。

04注入中はどんな感じ? 痛みや不安の伝え方

注入時の痛みの感じ方は、部位・使用する針の太さ・製剤・個人差によって幅があり、「これくらい」と一律には言えません。チクッとした感覚と表現されることもありますが、感じ方は人それぞれです。痛みへの対策として、麻酔クリームを用意している院もあります。塗布後は浸透待ちの時間を挟むのが一般的で、20〜30分ほどかかることがあります。麻酔の種類や料金については美容医療の麻酔はどう選ぶ?で全体像を確認できます。

大切なのは、痛みや違和感を我慢しすぎないことです。多くの院では、注入の速度や麻酔の追加について、その場で相談に応じているとされています。不安な場合は、遠慮せずスタッフに伝えてみてください。そのまま使える言い回しを、いくつか置いておきます。

  • 「少し痛みが強いので、麻酔を追加してもらえますか」
  • 「この部分だけ、特に感じます」
  • 「一度、休憩をはさんでもらえますか」

05帰宅後の注意(内出血・入浴・飲酒など)

注入直後は、内出血や腫れを抑えるために圧迫・冷却を行うことが多いです。赤みや軽い腫れが出ることがありますが、時間とともに落ち着いていくことが多いとされています。当日は、注入部位を強くこすったりマッサージしたりしないよう案内する院がほとんどです。

入浴・運動・飲酒・サウナなど、血流を上げる行動は当日控えるよう案内されることが多い項目です。内出血や腫れが出やすくなる可能性があるためとされていますが、対応は院や施術内容によって異なるため、必ず施術後に受け取る説明や院の案内に従ってください。

内出血は、数日から1〜2週間ほどで自然に薄くなっていくことが多いとされています。案内された範囲を超えて痛み・腫れ・しこりなど気になる症状が出た場合は、自己判断で様子を見ず、施術を受けた院に連絡しましょう。

06ひとことで言うと

当日の流れは、受付から会計までおおよそ決まった順序で進みますが、麻酔の有無や所要時間は施術・院によって差があります。内出血の可能性を踏まえて予定に余裕を持たせておくこと、そして不安なときは遠慮せずその場でスタッフに聞いてよいこと——それが、このページでいちばん伝えたいことです。

よくある質問

施術直後にメイクできますか?

注入した部位を避ければ、施術直後からメイクができるとされる院が多いようです。ただし内出血やかゆみが出ている場合は、化粧品の成分がしみることもあり、部位や状態によって院の案内が分かれます。心配な場合は、施術後の説明のときに確認しておくと安心です。

内出血はどのくらい続きますか?

内出血が出るかどうか、出た場合にどのくらいで消えるかは個人差が大きく、一律には言えません。数日で目立たなくなることが多いとされていますが、1〜2週間ほど残るケースもあるようです。人と会う予定がある場合は、余裕を持ったスケジュールで施術を受けると安心です。

当日、運動しても大丈夫ですか?

施術当日は、血流を上げる運動・長時間の入浴・飲酒などは控えるよう案内する院が多いようです。内出血や腫れが出やすくなる可能性があるためとされていますが、対応は施術内容や院によって異なります。運動の予定がある場合は、事前に院へ確認しておくと安心です。

打ったその日に人と会っても平気ですか?

施術直後は、注入部位に赤みや軽い腫れが出ることがあります。数時間から数日で落ち着くことが多いとされていますが、部位・量・体質によって差があります。大事な予定がある場合は、施術日を予定の数日前に設定するなど、余裕を持たせておくと安心です。

※このページは一般的な情報をまとめたものです。当日の流れ・所要時間・注意事項は院や施術内容によって異なります。体調・肌状態に不安がある場合や、痛み・腫れ・しこりなど気になる症状が出た場合は、施術を受けた院にご相談ください。特定の施術・クリニックを推奨するものではありません。

当日の疑問、出発前に整理しませんか

契約前に確認すべきポイントは、見積もりチェック診断で整理できます。

毎日Xを見なくても大丈夫。月1通のメール「ラボ通信」に、値動きと安全情報をまとめています。 ラボ通信を受け取る(無料)

100%