読み方ガイド 01

ボトックスの単位とは?値段が変わる理由

価格表を並べただけでは比較できないのがボトックス。理由は「課金方式」と「総額の構成」が院ごとに違うから。図は3つ。読み方はこれで足ります。

ボトックスの単位とは?

注入量を表すための目安で、料金が「1単位いくら」なら必要単位数を掛けて総額を見ます。額・エラ・脇など部位によって必要単位数の幅は違い、同じ部位でも筋肉の強さや目的で変わります。価格表を見るときは、単価ではなく「私の場合は何単位で、総額はいくらか」を確認します。

ボトックスの料金表を見比べる女性のイメージ
単位課金と部位定額、2つの課金方式を見分けるところから始まる
読み方ガイド 01 美容医療ラボ編集部 初出 2026.06 最終更新 — 2026-06-25
このページで持ち帰ること: ボトックスの価格は、製剤名・課金方式・必要単位数・表示外費用・2回目以降の価格をそろえて初めて比べられます。 「安い/高い」の判断は、その5点を聞いてからで十分です。

課金方式が2種類ある

同じ「エラのボトックス」でも、値段の付け方が院によって違います。大きく分けると、注入量に応じて増減する単位課金と、部位ごとに一定額を出す部位定額です。

どちらが安いかは、表示価格だけでは決まりません。単位課金では必要単位数、部位定額ではその価格に含まれる単位数と追加時の単価を確認します。

課金方式 計算のしかた 読み方 聞くこと
単位課金 1単位の価格 × 必要単位数 必要量に合わせて細かく調整しやすい。単価だけでは総額がわからない。必要単位数を聞くまで比較できない。 私の場合、何単位必要で、総額はいくらですか?
部位定額 エラ・額など1部位ごとの定額 表示額から会計の目安をつかみやすい。その部位に何単位含むか、追加が必要な場合の単価が院によって違う。 この1部位には何単位相当が含まれますか?

FIG. 01 — 課金方式

課金方式は2種類 — そのまま比較できない 単位課金 1単位 ◯円 × 単位数 単価が安く見えても 必要単位数を聞くまで 総額が確定しない 部位定額 1部位 ◯円(定額) 総額は表示どおり ただし何単位入るかは 院によって違う vs → どちらが得かは「あなたに必要な単位数」次第。カウンセリングで必ず確認。
図1課金方式は2種類 — 単位課金と部位定額
ここだけ: 「1部位◯円」と「1単位◯円」はそのまま比較できません。単位課金の院では「私の場合、何単位必要ですか?」を聞かないと総額が出ません。

「安く見える方」が総額で逆転する例

単位課金の「1単位800円」と、部位定額の「エラ1部位12,000円」をそのまま見ると、院Aの方が安く見えます。ところが20単位必要なら、院Aの総額は16,000円です。総額では院Bの方が安くなります。

これは架空の価格例ですが、読み方は実際の料金表でも同じです。広告で目立つ単価ではなく、自分に必要な単位数を入れた総額で比べます。

表示価格 条件 会計目安 読み方
院A 1単位 800円 20単位必要 16,000円 広告上は安く見える
院B エラ1部位 12,000円 部位定額 12,000円 総額では安い

FIG. 02 — 総額の逆転

「安く見える方」が総額で逆転する(架空の価格例) 院A(単位課金) 院B(部位定額) 表示価格 1単位 800円 ← 広告に出るのはこの数字 エラ1部位 12,000円 ← 高く見える 計算 800円 × 20単位 定額 総額 16,000円 12,000円 4,000円の差 → 単価が安くても、必要単位数しだいで総額は逆転する。 ※架空の価格による説明です。実在クリニックの価格ではありません。
図2表示価格と総額の逆転(架空例)

表示価格 ≠ 支払う総額

料金表に出ている価格は、多くの場合「施術費」の表示です。会計の総額には、診察料、麻酔、針代、薬代、医師指名料、追加注入の単価などが足されることがあります。

かからない院もあります。大事なのは、契約前に「この金額以外にかかる費用はありますか」と聞き、見積もりに含まれるものと含まれないものを分けることです。

施術費 料金表に出ている本体価格。単位課金か部位定額かを確認する。
診察料 初診料・再診料が別になる院がある。無料の場合もある。
麻酔・針・薬剤 表面麻酔、針代、処方薬などが別料金になることがある。
指名料・追加単価 医師指名、追加注入、範囲拡大の単価を確認する。
2回目以降 初回限定・モニター価格の場合、通常価格と条件を聞く。

FIG. 03 — 総額の構成

表示価格 ≠ 支払う総額 — 上乗せが隠れている 会計総額 施術費(表示価格) 料金表に記載 初診料 麻酔代 指名料 等 斜線部分=料金表に出ないことがある項目 →「この金額以外にかかる費用はありますか?」をカウンセリングで確認する。
図3会計総額の構成 — 表示価格の外側

カウンセリング前チェック 5問

  • 製剤は何ですか?(アラガン製/韓国製など)
  • 課金方式はどちらですか?(1単位ごと/部位定額)
  • 私の場合、何単位必要で、総額いくらですか?
  • 表示価格以外にかかる費用はありますか?(初診料・麻酔・指名料)
  • その価格は初回限定ですか? 2回目以降はいくらですか?

FIG. 04 — ボトックス総額チェック 5問

表示価格から総額へ進む5問 01 製剤は何か アラガン製/韓国製など 02 課金方式 1単位ごと/部位定額 03 必要単位と総額 私の場合、何単位必要か 04 表示外の費用 初診料・麻酔・指名料 05 初回限定か、2回目以降はいくらか 通常価格を確認
図45問を順に確認し、製剤・方式・総額・追加費用・通常価格をそろえる

よくある質問

ボトックスの単位とは何ですか?

ボトックスの単位は、注入する製剤の量を表すための目安です。料金表で「1単位いくら」と書かれている場合は、単価に必要単位数を掛けて総額を見ます。同じ部位名でも必要量は筋肉の強さ・範囲・目的で変わるため、診察で確認する必要があります。

額のボトックスは何単位くらいが目安ですか?

額は少量から調整することが多い部位で、目安は数単位から十数単位程度とされます。ただし、額は眉の動きやまぶたの重さにも関わるため、多ければよいというものではありません。自分の場合の単位数と、入れすぎた場合のリスクを医師に確認してください。

エラや脇など、部位ごとの単位数の目安はありますか?

エラや脇は額より多い単位数が必要になることがありますが、左右差・筋肉量・汗の量などで幅があります。料金表の「1部位」表示だけでは、何単位が含まれるか分からない院もあります。部位名ではなく「この価格には何単位まで含まれますか」と聞くのが確実です。

単位数が多いほど料金は高くなりますか?

単位課金の院では、単位数が増えるほど総額も上がります。部位定額の院では表示価格に一定量が含まれ、追加分だけ別料金になることがあります。単価の安さだけで比べず、必要単位数を入れた見積もりで比較してください。

1単位の価格と1部位の価格はどちらを見ればいいですか?

どちらか一方だけでは比較できません。1単位価格は必要単位数を掛けないと総額にならず、1部位価格は含まれる単位数や追加時の単価を確認する必要があります。製剤名、必要単位数、表示外費用、2回目以降の価格までそろえて見ます。

表示価格のほかにかかる費用はありますか?

初診料・麻酔代・指名料などが表示価格と別にかかる院があります(かからない院もあります)。「この金額以外にかかる費用はありますか?」とカウンセリングで確認しておくと、会計時の総額のずれを防げます。

初回価格と通常価格はどのくらい違いますか?

院によりますが、2026年6月の東京調査では初回6,600円・通常11,000円(税込)という例を確認しました。その価格が初回限定かどうか、2回目以降はいくらになるかを契約前に確認してください。

このページは価格・契約まわりの情報整理を目的としたもので、施術の効果・適応を保証するものではありません。施術の要否・適応は医師の診察でご確認ください。効果・必要量には個人差があります。

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